私は2021年5月、医療従事者として2度目のコロナウイルスワクチンを先行接種しました。
私が接種したのはファイザー社製のワクチンです。
今後ほとんどの方が接種していくと思いますので、これから接種される方の参考になればと、私の経験を記録することにしました。


厚生労働省が、先行接種をした医療従事者から集めた副反応のデータはこちらから確認することができます↓↓↓
発熱、頭痛、倦怠感などの全身反応は、1回目接種よりも、2回目の接種で頻度が高く、男性より女性の方が頻度がやや高く、年齢が上がると頻度が低くなる傾向があると言われています。
接種1回目の全身症状の割合(全年代平均)
37.5℃以上の発熱:約3%
全身倦怠感:約23%
頭痛:約20%
接種2回目の全身症状の割合(全年代平均)
37.5℃以上の発熱:約40%(35%程度が2日目に出現)
全身倦怠感:約70%
頭痛:約55%
私の基礎疾患
アレルギー性鼻炎と果物アレルギーがあります。
10代の頃に抗生物質による重いアレルギー反応(全身にひどい蕁麻疹)が出たことがありますが、アナフィラキシーショックの経験はありません。
いざワクチン接種

コロナウイルスワクチン接種の2回目は、1回目からきっちり3週間後に行われました。
1回目の接種も痛くなかったのですが、今回も同じ。まったく痛くありませんでした。
今回も利き手と反対の左腕に接種してもらい、カロナールを8錠受け取りました。
ワクチン接種当日
接種直前
熱36.6℃ 体調は通常通りでした
15:00頃に接種しました。
接種15分後
熱36.4℃ 血圧132/102 脈86
注射部位の痛み:なし
ちなみに、私の通常の血圧は80~100/台くらいです。ちょっと緊張したのかも知れません笑
大きな問題はなかったので、そのまま仕事に戻りました。
接種30分後
前回とは違い頭がぼんやりすることはありませんでした。
接種30分後くらいに、歩行中一瞬めまいのような感覚がありました。
特に具合が悪いということはなかったです。
19:00(接種4時間後)
熱36.2℃ 血圧105/67 脈65
注射部位の痛み:腕を動かすと痛い。赤みや腫れはなし。
23:30(接種8時間半後)
熱36.9℃
症状:ザワザワとした寒気、全身の筋肉痛。
注射部位の痛み:腕を動かすと痛いが、腕の動きは問題なし。
熱が上がりそうな気配がします。カロナール2錠を内服し就寝しました。
念のために、枕元にお水とカロナールを準備してから寝ます。
ワクチン接種翌日(土曜日)
4:50
症状:ものすごい悪寒と歯が鳴るほどの震え。全身筋肉痛・関節痛。頭痛で覚醒。
注射部位の痛み:全身の痛みが強いため感じない。
熱37.6℃
前回カロナールを内服してから6時間経過していませんが、カロナール2錠を内服しました。
あまりの寒さに、布団乾燥機の温め機能を使って暖を取りました。
7:50
熱37.3℃
症状:ものすごい悪寒と歯が鳴るほどの震え。全身筋肉痛・関節痛。頭痛。
注射部位の痛み:全身の痛みが強いため感じない。
カロナール内服からまだ3時間しか経過していないので、ひたすら耐えます。
身の置き所がなく、布団から出てリビングのソファーに移動します。毛布をたくさん掛けても寒さがおさまりません。
8:20
少しウトウトしたようです。
熱37.9℃
症状:ものすごい悪寒と歯が鳴るほどの震え。全身筋肉痛・関節痛。頭痛。
注射部位の痛み:全身の痛みが強いため感じないが、注射した側を下にして寝ることはできない。
悪寒が強いため、ソファーに電気ホットマットを敷き詰めて布団をたくさん掛けますが、それでも震えが止まりません。
8:45
熱38.5℃
症状:ものすごい悪寒と歯が鳴るほどの震え。全身筋肉痛・関節痛。頭痛。
注射部位の痛み:全身の痛みが強いため感じないが、注射した側を下にして寝ることはできない。
我慢しかねてカロナール2錠を内服しました。
9:00
あまりにも寒いため、温かい紅茶をカップ1杯飲みます。
飲み終わって数分後に嘔吐。
少しずつ悪寒が治まってきます。
10:00
熱38.3℃
症状:発汗が始まる。悪寒が和らぎ、体の痛みも少し楽に。
注射部位の痛み:注射した側を下にして寝ることはできない。
カロナールが効いてきたようです。
少し動ける間にキウイを1個食べました。嘔気の出現はありません。
コーンスープを1杯飲みました。
10:45
熱38.5℃
症状:ものすごい悪寒と歯が鳴るほどの震え。全身筋肉痛・関節痛。頭痛。
注射部位の痛み:全身の痛みが強いため感じない。注射した側を下にして寝ることはできない。
また悪寒が始まりました。体の痛みが楽になっている間は、少し眠れたようです。
12:00
熱38.7℃
症状:ものすごい悪寒と歯が鳴るほどの震え。全身筋肉痛・関節痛。頭痛。
注射部位の痛み:全身の痛みが強いため感じない。注射した側を下にして寝ることはできない。
カロナール2錠内服しました。これで病院からもらったカロナールはなくなりました。
16:30
熱38.8℃
症状:ものすごい悪寒と歯が鳴るほどの震え。全身筋肉痛・関節痛。頭痛。
注射部位の痛み:全身の痛みが強いため感じない。注射した側を下にして寝ることはできない。
12:00以降は体の痛みが和らぐことはありませんでしたが、ウトウトしては覚醒を繰り返します。熱は38.5℃程度までしか下がりませんでした。
またコーンスープを飲み、ロキソニンとレバミピドを1錠ずつ内服。
ポカリスエットを少量ずつ飲みます。
20:30
熱37.0℃
症状:頭痛
注射部位の痛み:感じない
ぐっすり眠っていたようで、起きるとだいぶ体が楽になっていました。
たまたま下がるタイミングだったのか、ロキソニンの方が効いたのか熱も下がっていました。
お腹が空いたのでラーメンを食べましたが、ある程度食べるとムカムカしたので途中でやめました。
強い頭痛があり鎮痛剤を飲みたいところですが、吐くのは嫌なので鎮痛剤は我慢します。
22:10
熱37.3℃
症状:頭痛
注射部位の痛み:感じない。触ると痛い程度。頑張れば注射した側を下にすることもできる。
熱は37℃前半で推移しています。やはり頭痛がかなりひどいため、ロキソニンとレバミピドを1錠ずつ内服します。
食欲も出てきました。パイナップルが美味しく感じられます。
1日中寝ていたはずなのに、疲労感が強く就寝。
ワクチン接種2日後(日曜日)
本日も仕事はお休みです。
8:00
熱36.7℃
症状:倦怠感・全身筋肉痛
注射部位の痛み:感じない。夜間は注射した側を下にして寝ることもできた。注射した部位を中心に3cm程度の発赤。
朝起きると、平熱に戻っていました。
12:30
熱36.7℃
症状:倦怠感・左鎖骨の痛み
注射部位の痛み:押せば痛いかな?という程度。注射した部位を中心に3cm程度の発赤
だいぶ体が楽になったので入浴しました。
それどころじゃなくて気づいていなかったのですが、注射した部位を中心に直径3cm程度赤くなっていました。腫れはありません。
手足のダルさがあり、昼食をとった後にロキソニンとレバミピドを1錠ずつ内服しました。
左の鎖骨にゴリゴリと擦れるような痛みを感じます。押すとさらに痛いのですが、どうしてかわかりません。
体温計でも下敷きにして眠っていたのでしょうか・・・。
その後は元気に過ごしました。
ワクチン接種3日後(月曜日)
本日から仕事です。
発熱:なし
症状:お昼ころから頭痛。左鎖骨の痛み。左鎖骨・左頸部・左腋窩のリンパ節の腫れ
体力が消耗した感じはありましたが、通常通りに1日を過ごしました。
仕事への影響もありませんでした。
ただお昼ころから頭痛があり、ロキソニンとレバミピドを1錠ずつ内服しましたが効果がなく2時間後にも再び内服しました。
その後頭痛は消失しました。
やはり鎖骨が痛く気になって触っているうちに、鎖骨を挟んで上下にコロコロとしたしこりがあることに気づきました。
リンパ節が腫れているようです。
周囲も確認してみると、首の左側と左の脇の下のリンパ節も腫れていました。
ワクチン接種4日後(火曜日)
本日は仕事です。
発熱:なし
症状:昼ころから頭痛。左鎖骨の痛み。左鎖骨・左頸部・左腋窩のリンパ節の腫れ
またお昼ころから頭痛があり、ロキソニンとレバミピドを1錠ずつ内服しましたが効果がなく2時間後にも再び内服しました。
その後頭痛は消失しました。
鎖骨のリンパ節は相変わらず腫れて痛いです。左の脇の下は痛みはないもののリンパ節が腫れているため、腕を閉じると圧迫感を感じます。
ワクチン接種5日後(水曜日)
本日は仕事です。
発熱:なし
症状:午後から頭痛。左鎖骨の痛み。左鎖骨・左頸部・左腋窩のリンパ節の腫れ
午後から頭痛があり、ロキソニンとレバミピドを1錠ずつ内服しました。
その後頭痛は消失しました。
左鎖骨のリンパ節は腫れているものの、触ると痛い程度です。
ワクチン接種6日後(木曜日)
本日は仕事です。
発熱:なし
症状:午後から頭痛。左鎖骨・左頸部・左腋窩のリンパ節の腫れ
午後から頭痛があり、ロキソニンとレバミピドを1錠ずつ内服しました。
その後頭痛は消失しました。
左鎖骨のリンパ節は腫れているものの、触ると痛い程度です。
ワクチン接種7日後(金曜日)
本日は休みです。
発熱:なし
症状:午後から倦怠感。左鎖骨・腋窩のリンパ節の腫れ
午後から倦怠感がありお昼寝をしました。
左鎖骨のリンパ節は小さくなってきており、触ってもあまり痛くありません。
ワクチン接種8日後(土曜日)
本日は休みです。
発熱:なし
症状:午後から軽い悪寒・全身筋肉痛・倦怠感
夕方にロキソニンとレバミピドを1錠ずつ内服しました。
その後症状はなくなりました。
ワクチン接種9日後(日曜日)
本日は休みです。
発熱:なし
症状:午後から軽い悪寒・両腕のだるさ
14:00頃にロキソニンとレバミピドを1錠ずつ内服しました。
その後症状はなくなりました。
リンパ節の腫れもおさまったようです。
同僚の副反応
①40代前半男性(2回目)
注射2日後に37℃前半の発熱。注射を打った側の腋窩リンパ節の腫れと痛み。
②40代前半女性(2回目)
注射を打った側の腋窩リンパ節の腫れと痛みのみ。
③30代前半女性(2回目)
注射した時も後も、全く痛みは感じなかった。体調に変化はなかった。
④70代前半女性(2回目)
痛みも体調の変化も全くなかった。
⑤40代前半女性(2回目)
翌日37℃前半の発熱。全身の痛み。注射後1週間は毎日頭痛が続いている。
⑥30代前半男性(2回目)
痛みも体調の変化も全くなかった。
⑦30代後半女性(2回目)
39℃近い発熱。歯が鳴るほどの強い震えと悪寒・全身筋肉痛&関節痛・激しい頭痛。カロナールを何度飲んでも24時間程度は38.5℃以下に下がらなかった。
翌々日の午前中にやっと解熱。
⑦50代後半男性(2回目)
38℃程度の発熱。
⑧40代後半女性(2回目)
注射した時も後も、全く痛みは感じなかった。体調に変化はなかった。
やはり2回目に強い副反応が出る傾向にありました。そして、注射した側のリンパ節の腫れを訴える人が多かったです。
まとめとワクチン接種の対応について
昨今コロナウイルスの蔓延によって、たくさんの人が命の危険に晒されています。
罹患によって危険に晒されるだけでなく、罹患者が増えることで病床が埋まり、事故や病気で救命が必要な方が本来受けられるはずの治療が受けられないという事態も生じています。
コロナウイルスはお年寄りや基礎疾患を持った方がより危険とされていますが、交通事故や不慮の事故は毎日起きています。今日元気な人だって、明日突然心臓が止まるかもしれません。
病床が埋まっているからという理由でどこにも受け入れてもらえず、治療を受けられずに死んでいくのが、あなただったら?あなたの家族や友だちだったら?
この異常事態を収束させるには、やはり多くの人がワクチンを受けることが大切なのだろうと思っています。ですが、このワクチンは十分な臨床実験を経て認可されたワクチンではありません。
私も医療従事者でありながら、正直先行接種を受けるのは怖かったです。実験台になっているような感覚もありました。
ですが医療に携わる者として、自分を介して患者さんや家族を危険に晒すことはできないと思いワクチンを接種しました。
コロナを収束させるには恐らくワクチンが必要なのでしょう。けれど、メリットだけではなくデメリットもきちんと知った上でワクチンを受けるか決める権利が全ての人にあると私は思っています。
ワクチンの副反応はそれぞれ違い、必ずしも年齢や性別で予測がつくものではありません。
ワクチンの副反応の実際を知っていただき、ワクチン接種を受けるかどうか決めるお役に立てればと思い、自分の体験をお話させていただきました。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!


みなさんのGOOD LIFEを願って。