この記事はこんな方におすすめ
・ひふみ投信の運用成績の実際を知りたい方
・ひふみ投信を解約したい方
・ひふみ投信の口座を閉鎖する方法が知りたい方
5年ほど前にNISA口座と間違えて、特定口座で20万円分の購入をしてしまいました。
投資初心者がやりがちな失敗です。
普段は忘れて暮らしていたのですが、時々確認すると順調に増えているようでした。
「もうちょっと増えるか」という下心と、NISA口座以外の売却は初めてだったので「税金の申告がわからなくて不安」という気持ちから、ズルズルと5年経過していました。
少し前に投資の勉強を始めて色々勉強しているうちに【アクティブファンド】の手数料が怖くなってきましたし、信託報酬を考慮して計算してみるとインデックスファンドと利益率が大して変わらなかったのです。
長期で保有すればするほど利益が目減りしていく。
「けっこう増えてるし、思い切って売ってしまい、ひふみ投信の口座も閉鎖してしまおう。」と思い立ち、ひふみ投信を解約してみました。
ひふみ投信売却
3月17日(水):解約注文
『解約』というのは口座解約のことだと思っていたのですが、投資信託を売却することも『解約』と言うようです。
20万円で購入したので、評価額はほぼ倍になっていました。

今回は全部解約して、口座も閉鎖したいので【全口数解約】し、【預金口座へ振込み】してもらいます。
解約から振込までのスケジュールはこんな感じです。

3月19日(金):約定
3月19日、前日よりは54円値を下げましたがそんな悪くない値段で約定しました。

一応倍になりました。
ここから20.315%の税金が引かれるので、振り込まれるのは160,162円程度になる予定ですが、まぁ良いでしょう。
NISA枠のひふみ投信と合わせて、約5年で1,034,215円の利益となりました。
NISA枠 | 特定口座 | 合計投資額 | |
投資額 | 2,700,000 | 200,000 | 2,900,000 |
利益額 | 873,963 | 160,612 | 1,034,125 |
これが初めての投資体験で、怖くて少額しか入金できなかったことを思えば、まぁまぁの成績だと思います。
NISAに関しては、5年の期限が迫っている中でのコロナショックが影響し、ちょっと株価が戻った昨年8月に解約してしまいました。
特定口座での購入は事故だったので仕方ないとして、NISA口座に対しては3つの後悔があります。
①NISA枠を満額使わなかった
②NISAの期限を迎える2021年1月ギリギリまで置いておけばもっと増えた
③アクティブファンドではなく、インデックスファンドを選んでおけばよかった
①②については、しかたがなかったと思います。
投資のことを何も知らなかったあの時の私に、フルインベストする勇気なんて当然なかったし、コロナショックから回復しだしたあの時、その後グングン株価が上がっていくなんて思いもしませんでした。
ただ、3つ目の後悔は今後の投資に生かせそうです。

ひふみ投信はインデックスファンドよりも利益率が上回っています。
けれど信託報酬は実に6倍以上。信託報酬を引いた後の年間利益率の差は、わずか1.45%でした。1.45%程度ならたった一日で変動することもあるので、この違いを理由にアクティブファンドを保有するメリットは薄いように思います。
長く保有すればするほどインデックスファンドとの差が小さくなることを考えると、やはりアクティブファンドは長期保有に向いていないと思いました。
アメリカのインデックスファンドであるVTIも入れて比較すると、こんな感じです。
ひふみ投信 | 日経225 | VTI | |
信託報酬 | 0.98% | 0.154 | 0.03% |
2016.1.15基準価格 | 31,618円 | 18,334円 | 95.46ドル |
2021.03.19基準価格 | 63,393円 | 34,677円 | 205.26ドル |
5年利益率 | 100.5% | 89.14% | 113.83% |
1年ごと平均利益率 | 20.1% | 17.83% | 22.766% |
5年利益率-信託報酬÷5 | 19.12% | 17.67% | 22.736% |
インデックスファンドが良いと言っても、日本と米国の差は5.07%。かなり違いますよね。
日本経済の勢いを考えると、今後は優良大企業が多く活躍しているアメリカ市場や全世界に投資していきたいと考えています。
預金は全て日本円なので、外貨を持つことも大事ですし。
利益も出たし、いい勉強になった5年間でした。
3月24日(水):銀行へ振込
20.315%の税金が引かれ、口座に振り込まれたのは360,168円でした。
投資額は200,000円だったので、利益は160,168円となりました。
口座の閉鎖
何でもシンプルにしている方が管理しやすいので、ひふみ投信の口座は閉鎖し、SBI証券1本にするつもりです。
しかし、検索をかけてみても口座の閉鎖方法がいまいちよくわかりません。
【よくあるご質問】にも、口座閉鎖にあたる項目はありません。
【解約】というワードはあるのですが、【解約】というのは投資信託の売却を指し、口座の閉鎖という意味では使用されていません。
ググっても口座閉鎖に関する記事は出てきません。
「極力口座を閉鎖させない」これがひふみ投信のやり方のようです。
3月20日(土):メールで問い合わせ
電話での問い合わせは平日午前9時~午後5時のみなので、メールを送ってみました。
順次ご回答・お返事いたしますが、しばらくお時間をいただく場合がございます。
と書いてあるので、返信はいつになるのやら。気長に待ちましょう。
3月22日(月):ひふみ投信からの返信

その日のうちに、指定された内容を入力し返信しました。
3月26日(金)口座解約手続き書が到着
封書が届きました。
3月28日(日)口座解約手続き書返送
「口座解約手続き書に」名前と住所だけ記入し、返信用封筒に入れて返送しました。
3月31日(水)口座解約手続き完了のお知らせ
メールが届きました。
この後、確認のためにひふみ投信のHPにログインしてみました。ログインはできなくなっていたので、きちんと解約できています。
まとめ
・ひふみ投信と、インデックスファンドの利益率の差は1.45%ひふみ投信の方が上回った。(2016.1月~2021.3月)
・長期保有するなら、アクティブファンドよりインデックスファンドが良い。
・国内インデックスファンドと米国インデックスファンドとの利益率の差は5.07%。米国市場の成績の方が良い。
・口座を閉鎖するなら直接連絡が必要。
・連絡から口座解約手続き完了まで、私は11日かかりました。
いかがでしたでしょうか。
最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
みなさんのGOOD LIFEを願って。