歯列矯正中の調整とは
歯の矯正は、ゆっくりと時間をかけて歯を動かしていく治療です。
あまり一気に動かすと歯にかかる負担が大きくなるため、歯の動きを確認しながら、ワイヤーの力加減を定期的に調整する必要があります。
これが調整です。
調整は、たいてい1か月単位で行われます。
歯科医院によって調整料は様々ですが、私は1回につき4400円支払っています。
今日は、私が通っている矯正歯科で、調整日にどんなことをしているのか紹介しますね。
※抜歯などのイベントがない場合の調整内容です。
ワイヤーを外す
オレンジ色の矢印で示している、ゴムやワイヤーを全て外します。
歯科助手が、透明のゴムや細いワイヤーを、ワイヤーカッターでパチンパチンと切って引き抜きます。
青線で囲んでいるのが『ブラケット』です。
これは歯に接着剤でくっついているので、これは外しません。
次に歯科医が全てのブラケットに通っている、太いワイヤーを引き抜きます。

歯のクリーニング
クリーニングは歯科助手の仕事です。
フロスがけ
全ての歯間にフロスをかけてくれます。
終わったら口を漱ぎます。
歯ブラシでブラッシング
開口器を口にかけ、ブラッシングしてくれます。

信じられないほどの強い力で。
歯ブラシのCMで、「桃を傷つけないくらいの力でブラッシングをしましょう」と言っていますよね?
桃ならズル剥けだな。っていうくらい力を込めて磨いてくれます。
その後、冷水を掛けながら吸引をする装置で歯を洗ってくれますが、知覚過敏症のステファニーには拷問・・・笑
電動歯ブラシがけ

回転するタイプの電動歯ブラシを使っているようです。
けっこう気持ちよい。
けれど終了後はまた冷水をかけてくれるので、軽く拷問。
ワイヤー・ゴムかけ
歯科医が、ブラケットに太いワイヤーを通します。
奥歯のブラケットは筒になっているので、そこにワイヤーを通し、その他のブラケットには表面からワイヤーを押し付け、パチンパチンとワイヤーを固定します。
ワイヤーが太くなってくると、奥歯の筒に通しづらくなってきます。
力いっぱい押されるので、顎の骨がミシミシ音を立て、「グギギャ!」と声が出そうになる場合もあります。
また、先生がワイヤーを通すのに夢中になり、唇を挟まれ流血することもあります。
ワイヤーが入れば、あとは細くて柔らかいワイヤーをブラケットに通していきます。
ここで歯科助手にバトンタッチ。
細いワイヤーをねじり上げ、カットし、断面が唇側に飛び出さないよう押し込みます。
ねじり上げられるときは、グラグラの歯が引っ張られ激痛です。
この時に歯を食いしばっておくと、かなり痛みは抑えられます。
このタイミングでの、「お口開けてくださーい」と言われると、ものすごく絶望的な気持ちになります。
必要な物をくれる
ブラッシングの時に使った歯ブラシをくれます。
そして、ワックスは足りているかも確認してくれるので、必要ならこの時にもらいます。
お会計・次回の予約
支払いをして、次回の予約を入れます。
基本的に予約を入れれるのは4週間以降。
その4週間後が、既に予約がいっぱいで空いていないことも多いですよね。
最初は、「1日でも早く矯正器具とお別れしたい」という一心で、ピッタリ4週間で予約を入れたいと思っていたものです。
でも、最近は器具にも慣れてきたし、次の調整日が近づいてから歯が動き出すこともあることがわかってきたので、そんなに焦らなくなりました。
その他
歯の現状を記録するために、写真撮影をすることがあります。

写真撮影をした日は、帰る前にカウンセリングルームで先生からの説明があります。
『以前の写真と比べてどのように変化しているか』、『今後の方針』説明してくれます。
調整後の痛み
こちらのページをご覧ください。
矯正にまつわる痛みを、ランキング形式で紹介しています。

いかがでしたでしょうか?
毎月、こんな感じで調整をしています。
歯への投資は将来の自分への最高のプレゼントです。
矯正を迷っている方の参考になれば幸いです!
みなさんのGOOD LIFEを願って。
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